阪神・佐藤輝 大山と待望アベック!OS弾 岡田監督の愛のゲキに爆発
「オープン戦、阪神7-0オリックス」(25日、京セラドーム大阪)
阪神・佐藤輝明内野手(24)が四回、オリックスの左腕・山崎福から左中間席へオープン戦2号となるソロ弾を放った。今年の対外試合では初となる左方向への一発で、4番・大山との今年初のアベック弾も完成。チームの連敗も「4」で止め、DeNAの左腕・石田と対戦する31日の開幕戦に向けても、価値あるアーチとなった。
左中間に向かって白球が打ち上がった。フェンスに直撃するか、それともオーバーするか…。ギリギリでスタンドへと吸い込まれた瞬間、佐藤輝は涼しい顔でダイヤモンドを一周した。開幕デモの左腕撃ち。力で運んだ。
「積極的にスイングしていこうと思っていましたし、しっかりと振り切ることができたと思います。一振りで仕留めることができて良かったです」
3点リードの四回先頭で迎えた第2打席。マウンド上の山崎福と相対する。1ボールから左腕が投じた141キロ低め直球を強振。得意なゾーンを逆方向にはじき返した。「いい当たりだったと思います」と打った本人も手応え十分。確かな感触が両手に残っている。
今年初の左方向への一発で、初回に先制3ランを放った4番・大山との今年初のOSアベック弾。左右の大砲が“本塁打共演”となれば、当然、打線の勢いにも弾みがつく。五回2死一、二塁では山崎福の2ボールからの高めに浮いたスライダーを、右前打とした。左腕から2本の「H」ランプをともらせたことに意味がある。
開幕戦の31日・DeNAで開幕投手を務めるのは左腕の石田だ。同じ京セラドームで左投手と対戦し、結果を残せたことは大きい。「アプローチの仕方だったりを確認できたので良かったです」。頭の中に良いイメージを抱きながら、本番でも大砲の役割を果たす。
WBCで世界一メンバーとなった中野と湯浅がチームに合流した。試合前は中野らとヌートバーの決めポーズだった「ペッパーミル・パフォーマンス」で記念撮影。同期入団で仲の良い背番号51が、自身の大好きなメジャーリーガーで米国代表のアレナドと2ショット撮影していたことに反応し「いいっすね~」と羨望(せんぼう)のまなざしを向けた。
岡田阪神には欠かせない2人がチームに帰ってきたことがうれしい。「また戻ってきて、こっちで頑張りましょうって感じですね!!」。帰ってきた心強い仲間たちとともに目指すセ界一。最強の5番打者として君臨する。
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