阪神・岡田監督 不調の大山へ期待込めた愛のゲキ 「あいつらが引っ張っていくしかない」

 阪神・岡田彰布監督(65)が23日、東京駅で取材に応じ、不振が続く大山悠輔内野手(28)へゲキを飛ばした。キャンプ前から4番に指名しながら、ここまでオープン戦14試合で打率・149、0本塁打、1打点。不動の4番と期待するからこそ、オープン戦最後となる24日からのオリックス3連戦(京セラ)での復調とシーズンでの大暴れを期待した。

 オープン戦14試合でまさかの0発。それでも開幕4番は不動だ。「理想を追い求めてやってきたわけやんか、今まで。そういうことよ」。大山の極端なスロースターターぶりにもどかしさを感じつつ、岡田監督は変わらぬ信頼を口にした。

 「オープン戦はあれでもシーズンで爆発するかも分かれへんし、それは分からんから。でも調子をだんだん上げていってくれた方がこっちは安心感があるということや」

 今年の大山はなかなかキャンプから実戦で結果が出ない。関東遠征へ出発した13日、将から「そろそろ明るい兆しをな」と復調を求められ、翌14日から3試合連続安打。ようやく本領発揮と思われたが、最近3試合は11打数1安打と再び快音が止まってしまった。

 岡田監督は22日の巨人戦後、「引っ張っていく選手(が打つ)ってのが理想やけどさ、でも打てんかったらそれはあかんわな」とバッサリ。怒りに震えながら、5番の佐藤輝とともに大山のクリーンアップ起用の再考さえ示唆していた。

 「今のチームの中であいつらが引っ張っていくしかないわけやんか。そやろ?(笑)。他に誰がおるんよ」

 一夜明け、東京駅に現れた指揮官は穏やかな表情に戻っていた。大山の現状については「ボール球を振ったらだんだん崩れていく」と指摘。プロ7年目の経験も踏まえて、オープン戦ラスト3試合での復調を期待した。

 「そら最後はもうシーズンが始まるのは分かってることやからなあ。そら自覚はあるやろ。何年もやってきたわけやから」。ルーキーの森下1人が目立つようではさみしい。このチームの中心は大山。指揮官は4番の大暴れを信じている。

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