阪神2軍開幕戦 “開幕投手”の桐敷は7回6安打2失点 高寺が走攻守で躍動

 7回6安打2失点の内容で好投を見せた桐敷(撮影・北村雅宏)
 3回、中前打を放つ高寺(撮影・北村雅宏)
 9回、高寺は二俣の放ったゴロを捕球するも内野安打となる(撮影・北村雅宏)
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 「ウエスタン、阪神3-7広島」(17日、鳴尾浜球場)

 阪神・桐敷拓馬投手が“開幕投手”を務め、7回6安打2失点5奪三振だった。二回と六回に連打を浴び失点したが、粘りのピッチングを見せた。

 前回登板の11日・日本ハムとのオープン戦(甲子園)では5回8安打5失点。「ピンチの場面はテンポ変えたり、初回の入りとか、長打の後の初球の入りとか、そういうところはテーマにしてやってました」と反省を生かした。和田2軍監督は「粘り強く投げられたけど、ボール先行して取りにいって長打を打たれてたので、そこらへんが課題」と言う。

 野手では高寺が3安打、1盗塁をマーク。遊撃で好守も見せるなど、走攻守で光った。山本もフェンス直撃の長打を2本放つなど猛打賞の活躍を見せた。1軍から参戦し、4番に座った井上は5打数無安打に終わり、「ファウルにしてる球が多かった、1球で仕留められるようにしたい」と反省した。

 和田2軍監督は試合前、約3分間選手に訓示。「野球人として開幕は特別なゲームでもあるし。今日の気持ちを忘れずにっていうところで。あとは、世話になってる人に感謝もしないといけないし。シーズンを終わった時に今年よくやれたと言えるような野球をやろう」とその内容を明かした。

 開幕戦を振り返り「公式戦独特の雰囲気というかね、終盤ああいうゲームになってしまったけど7回ぐらいまで緊張感のある中で選手たちもできたと思う。こういう開幕の独特の緊張感は来年の開幕まで味わえないけど、今日みたいな気持ちを明日以降もできる限り続けて持って野球をやってほしい」と力を込めた。

2023-11-05
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