各球団に今季加入した外国人選手を紹介する「新助っ人襲来」。第２回は阪神のシェルドン・ノイジー外野手（２８）を取り上げる。陽気なミエセスとは対照的に、真面目な印象が強い助っ人。野球との出会いから憧れの選手などを明かし、将来は家族から誇られるような野球選手になるのが夢だ。狩猟が趣味となった理由も明かした。

　◆生まれ　１９９４年１２月１０日生まれ、米テキサス州出身。「本当に田舎の方の小さい街です。すぐ生まれた後に引っ越してしまったので、あんまり思い出はないんですけど、家族と過ごしたＴｈａｎｋｓ　ｇｉｖｉｎｇの感謝祭だったりとか、家族で過ごした祝日とかは自分の思い出としてあります」

　◆野球との出会い　父親の影響で野球に触れたことがきっかけで「２、３歳の頃に始めました。幼い頃は毎週、野球だったり、ソフトボールをやっていましたね」と幼い頃から根っからの野球少年だった。そこで野球の魅力にはまり「野球選手になりたいなと思いました」

　◆憧れの選手　テキサス州出身ということもあり「子どもの頃に好きだったのは元テキサス・レンジャーズのマイケル・ヤングだね」とニヤリ。米メジャーで通算２３７５安打を放ったバットマンが「お気に入りです」とのこと。

　◆家族　愛妻と４歳、４カ月の息子がいる。まだ家族は来日していないが、ビデオ通話アプリの「ＦａｃｅＴｉｍｅ」を活用し、連絡を取っている。「本当に彼らは自分の全て。彼らを子どもに持つことができてうれしい」

　◆狩猟を趣味としているきっかけ　狩猟が盛んなテキサス州で育ったノイジー。「祖先の頃からですが、昔の人たちは狩猟をして鹿を捕ったり、魚を釣ったりして自分たちで食べ物を得ていたと思う。そういう部分に影響を受けたことが大きいですね」と“ハンター”となった理由を明かしてくれた。

　◆好きな日本食　１月末に来日したばかりで「あまり挑戦していないので、どれがお気に入りというのは難しい」と苦笑いを浮かべたが、「和牛ステーキ」を挙げた。

　◆宝物　この質問には即答した。「やはり家族ですね」。その中でも野球を始めるきっかけを与えてくれた父親は特別な存在で「いつも野球の話をしてモチベーションを与えてくれますし、家族が自分のことを誇ってくれるような選手になりたい。彼らの誇りになれるように」と決意を新たにした。

　◆野球選手としての理想の姿は　「いつ引退するか分からないので、一日、一秒を楽しみたい。引退の時が来たら、妻や子どもたちと楽しく過ごしたい。そのためにも頑張っていきたい」