阪神ドラ1森下 春季C2軍スタート 岡田監督「2月半ばぐらい(1軍)合流できたら」

 他の新人選手(手前)らとは別メニューで調整する森下(撮影・中田匡峻)
 キャッチボールをする森下(撮影・立川洋一郎)
 キャッチボールをする森下(撮影・中田匡峻)
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 阪神ドラフト1位・森下翔太外野手(22)=中大=が春季キャンプ2軍スタートになることが17日、分かった。取材に応じた岡田監督が「2軍になると思うよ」と明言。当初は1軍帯同の方針だったが、右足コンディショニング不良で9日に始まった新人合同自主トレは別メニュー調整が続く。「初めてやった肉離れというか。初めてだから本人も慎重やし」と、16日に受けた検査の結果も踏まえた上での決断となった。

 外野定位置争いに加わるべき存在だけに、「まぁ、そんなひどくはないみたいやからな。2月半ばくらいでも(11、12日の)紅白とかあの辺りで、ちょっとでも合流できたらな。徐々にできたらええんちゃうかなぁ」とキャンプ中の1軍昇格を示唆。「まだ焦る時期じゃないし。そんなん、なんぼでも取り返せるよ、キャンプでな」と期待した。

 この日、森下は鳴尾浜球場でキャッチボールやランニングなどで調整し、回復具合を「段階踏んで良くなっていると思います」と説明。出遅れと捉えることはなく、表情も明るく、「準備できる期間が増えてるので、そこはしっかり基礎を作って頑張っていきたい」と前を向いた。

 練習開始前には、岡田監督や同期入団選手らと阪神・淡路大震災の被災者へ黙とう。「この日を忘れないように。震災を経験した方にも元気を与えられるようなプレーをこれからしていきたいなと思います」と、『1・17』に誓いを立てていた。

 ◆大学、社会人出身の阪神ドラ1の2軍スタート 大学、社会人出身の阪神ドラフト1位選手が春季キャンプ2軍スタートだったのは2016年の高山俊以来。この時の高山は、前年の15年10月に右手有鉤(ゆうこう)骨を骨折した影響で2軍スタートだった。岡田監督の第1次政権時の06年は岩田稔(希望枠)が技術向上などのため2軍・安芸キャンプからだった。

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