阪神・木浪“バット肩乗せ打法”挑戦中 正遊撃手獲りへ将の助言参考「最短で出せ力負けしない」

 岡田監督が見守る中、ランチ特打に励む木浪(撮影・飯室逸平)
 木浪のバットを寝かせた構え(左)と従来の構え
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 「阪神秋季キャンプ」(11日、安芸)

 新打法でチャンスをつかむ。阪神・木浪聖也内野手(28)が、打撃強化へ「肩乗せ打法」に挑戦中だ。正遊撃手取りへ、岡田監督の助言を参考に、さらなるレベルアップを遂げる。

 「(以前は)バットを立てていて、ボールに負ける感覚があった。最短で出せることが力負けしないと思いますし、その位置がバットを寝かせた時」

 指揮官が打撃ケージ裏で見守ったランチ特打。バットを左肩に乗せて構え、始動とともに少し立てて、コンパクトに振り抜く。リラックスした状態からフルスイングへつなげ、無駄のない動きで力をボールに伝えた。

 新打法は、秋季練習から取り組んでいる。今季、19度のフライアウトのうち左方向は8度。「力負けというか、押されている。岡田監督から『差し込まれているから、もっと前で行け』と言われて」と指揮官の指摘も受け、打つポイントを前にしたことで肩乗せのスタイルとなった。

 岡田監督は「バッティングいいよ」と評価する。現状、高い守備力を見せる小幡と正遊撃手の座を争う。

 プロ1、2年目は遊撃で80試合以上出場したが、今季、遊撃での先発は6試合のみ。「評価してもらっているのはありがたい。あとは自分次第」と木浪。再び定位置を取り戻すために、打撃で存在感を見せつける。

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