FA宣言残留の阪神・西勇輝が会見「やっぱりみんなと優勝したい」決断理由を語る

 阪神残留を決め、来季への気合を見せる西勇(撮影・高部洋祐)
 会見を終え、晴れやかな表情で引き揚げる西勇(撮影・高部洋祐)
 会見を終え、晴れやかな表情で引き揚げる西勇(撮影・高部洋祐)
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 前日8日に自身のSNSで今季取得した海外FA権を行使して残留することを報告していた阪神・西勇輝投手(31)が9日、兵庫県西宮市の球団施設で会見した。

 ユニホーム姿で会見場に表れた西勇は「(FA権を)持っていても仕方がないし、それを捨ててまで残る意味があったと思うので、宣言残留させてもらった」と改めて決断理由を明かした。

 「やっぱり優勝をみんなでしたい思いが強い。まだ自分も(優勝を)味わえていないので、強い気持ちをもって宣言することで、また自分にもプレッシャーにもなると思うし、しっかり成績を残せるようにやっていければ」と熱い思いを口にした。

 この日、スーツ姿ではなく、縦じまの背番号16で節目の会見を行った右腕は「特にないです」と言いつつも「スーツより、みんなはキャンプしていますし、“共に”という意味で着たのかなと思います」と語った。

 西勇は18年オフにオリックスからFAで阪神に移籍。4年契約最終年の今季は23試合に登板し、9勝9敗だったが、5年連続で規定投球回数をクリア。防御率は青柳に次ぐリーグ2位の2・18だった。今回、球団とは新たな複数年契約で合意に達したとみられる。

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