阪神・和田2軍監督、初采配 3失策&2安打零敗「課題がいっぱい、やりがいあるね」

 7回、凡打に倒れる小野寺の打席を見る和田2軍監督(奥中央)
 チームに合流した和田2軍監督(中央)は選手を集めて話をする(撮影・田中太一)
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 「フェニックス・リーグ、阪神0-3ロッテ」(23日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)

 新体制が始動した。阪神・和田2軍監督がチームに合流。7年ぶりにタテジマに袖を通し、初めて指揮を執った。

 「課題がいっぱい出て、わくわくするね。やりがいがあるね」

 試合後に放った第一声の通り、弱点が顕著に表れた初陣となった。守備ではチームで計3失策を記録。直近2試合では2桁安打10得点だった打線は沈黙し、2安打無得点に終わった。

 5年連続リーグワーストの失策数、球団ワースト26度の完封負けという今季の1軍にも通ずる敗戦。新指揮官は「過程、準備がね。みんなやっているんだけど、もう少しできるんちゃうかと。そのレベルを上げていきたい」と改善を誓った。

 2軍からの底上げへ、初日から精力的に動いた。球場入り後はナインへ訓示。ドラフトを話題に挙げ「(指名された選手と)同じタイプの選手は危機感を持っていると思うし、持たないといけない。補強するということは、そこが足りないと思わせてしまっている。逆に言えば大きなチャンス。競争の中に入っていってほしい」と前向きな言葉を送った。

 試合前練習中もコーチ陣や選手たちと入念にコミュニケーション。「この時期に、『来年、これで勝負するんだ』というきっかけをつかんでほしい」と新指揮官。来季の1軍戦力を育てるべく、若虎たちに寄り添っていく。

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