阪神2軍 2年連続日本一逃すも平田2軍監督「いい教訓になりました」一問一答

 賞金を受け取る平田2軍監督(C)NPB/BBM2022
 最優秀選手の渡辺佳(中央)、優秀選手の松井友(左)と高山(C)NPB/BBM2022
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 「ファーム日本選手権、阪神2-8楽天」(8日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)

 阪神2軍は2年連続7度目の日本一を逃したが、六回に前川が意地のソロを放った。平田監督も手放しで評価し、「フェニックスでどういう成長をするのか」と期待した。

 平田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 -桐敷が先発。

 「まあ、いい経験になったと思う。シーズン中にないような、下位打線で四球を出したというところで、こういうところでしっかり反省をして、選手たちにもまだCSがあるぞと。やっぱり今一つの区切りとして、このファーム選手権で評価するのではなくてシーズン中、本当にみんな頑張ってくれた。そこは評価してもいいんだけど、これからCSで戦ってる連中に追いつけ追い越せで。フェニックスに臨むいい教訓になりました」

 -高山が先頭打者弾。

 「あれで勢いがつくと思ったけど、ノーアウト二、三塁での追加点を取れなかった勝負強さというところでは、楽天のほうが上だったっていうこと。いい勉強をした。積極的にスイングする姿勢など、フェニックスでもっと鍛えろという教えをいただいた」

 -前川がソロ。

 「見事だ。第1打席本当にベンチで悔しがっていた。あのホームランも見事だけど、出なかった時の悔しがり、俺はそっちの方を評価したいよ。だからあのホームランにつながってるねん。前川は気持ちもアグレッシブに出るので、フェニックスでどういう成長をするのか。今日のホームランを自信につなげてほしい」

 -成長を感じる

 「かわいそうなことに、レフトの守備で故障して。ただ、この故障をプラスにしろということでトレーニングもいっぱいしていた。怪我の功名ってことで話をしていろんなところで。下半身の強化や飛距離にある程度つながっていると思う。トレーニングの大切さを知れて、これは決して遠回りではないねん。故障をしたおかげでトレーニングの大事さやいろんなとこを学んだと思う。そこを今後につなげていけばいいと思う。井上やその辺の若手にね。お互い競争してフェニックスで刺激しあいながらレベルを上げていかなあかんね」

 -1年を振り返って。

 「今日で終わったけど、選手たちは諦めない姿勢というか、開幕からコロナで人数いなかった。それでも最後までゲームに出る意欲とか最後の最後までみんな粘ってやったことが一番の収穫。今日の負けは俺と三木(楽天監督)との差よ。それだけの話。これをいいプラスにね。負けて色々覚えることたくさんある。桐敷にしても小川にしても来年何が足りないか、よくわかったと思う。その辺をやっていけばいい」

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