阪神・大山 鬼門ハマスタ突破弾狙う “今永キラー”に期待「ホームランは流れ変えられる」
阪神・大山悠輔内野手(27)が6日、甲子園で行われた全体練習に参加し、チームに流れを呼び込む一発の力を説いた。DeNAとのCSファーストS(8日開幕・横浜)初戦の相手先発は今永が濃厚。今季の対戦打率・400、甲子園で1試合2本塁打を見舞っている左腕を“鬼門”の横浜スタジアムでも攻略する。
4番の一振りで短期決戦の流れを呼び込む。今季チーム最多の23本塁打を放った大山は「ヒットは3本、4本つながらないと点にならないけど、ホームランは1本で得点が入る。流れを一気に変えられるのがホームランの力。簡単ではないので、まずはしっかり自分のスイングをして、流れを持ってこられるようにしたい」と主砲の自覚をにじませた。
初戦の相手先発は今永が濃厚だ。昨季の対戦成績は6打数1安打の打率・167、0本塁打と苦しめられたが、今季は5打数2安打の打率・400、2本塁打と克服。チーム内では対戦打率・444の中野とともに“今永キラー”と呼べる存在だ。
6月17日(甲子園)には左翼席へ2打席連続本塁打を放った相手だが「もう、そんなのは関係ない。シーズンはシーズン、CSになったらまた別物」と言い切る。「その時、その時でしっかりやりたいし、場面によってはまたシーズンと違う打席になる可能性もある」と新たな気持ちで難敵左腕の攻略に挑む。
今季のDeNA戦は9勝16敗、特に横浜スタジアムは2勝11敗の鬼門だ。大山自身もカード別打率が・188、球場別でも・088とともにワースト。不本意な数字が並ぶが「シーズンはシーズン、CSはCS。相性が悪いとか言っていられる場合でないし、自分のやれることをしっかりやります」と力を込めた。
過去の経験から、シーズン中と短期決戦の違いについては「全部」と即答。「雰囲気もそうですし、相手の継投、バッターの作戦も全部違う。自分の中で整理しながら、あとはスコアラーさんの話も大事になる。そういった準備はしっかりしたい」。大山は自分のスイングをすべく万全の備えを施し、チームをファーストS突破へと導く。
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