阪神2軍 連覇達成翌日も快勝 先制打の中川に平田監督「打席で遊んでるよ」【一問一答】

 広島に勝利し、平田2軍監督に迎えられる中川(右上)=撮影・北村雅宏
 2回、先制となる2点適時二塁打を放ち、ベンチに向かって左手を挙げる中川(撮影・北村雅宏)
 2回、先制となる2点適時二塁打を放つ中川(撮影・北村雅宏)
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 「ウエスタン、広島0-4阪神」(1日、由宇球場)

 ウエスタン連覇を9月30日に達成した阪神2軍は、翌日の試合でも快勝した。

 スタメンマスクをかぶった中川が、二回1死二、三塁で右越えの先制2点適時打。先発・秋山は6回3安打無失点と好投し、ウエスタン最多勝当確となる9勝目を挙げた。

 平田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 -先発・秋山が6回無失点と好投。

 「前回ちょっと(右)膝の違和感で降りたんだけど、今日も優勝の後でも大丈夫ですと。膝の状態が不安だったので無理させられないと思ったけど『大丈夫です。投げます』と志願してくれた。その秋山の心意気がそのままピッチングに出ていたな。優勝が決まっても自分のやるべきことをちゃんとして、ベンチでは中川と話してアドバイスしてくれたり、もっとこう言う仕草をした方がいいとか言ってくれる。本当に中川もいい勉強になってる」

 -秋山はウエスタン最多の9勝。

 「そうなの?(笑)それはもう、このくらいの当然。膝の状態も春先も良くなかったけど、9勝は秋山にとってファームでは驚くべきところではないな。キャッチャー中川を非常に成長させてくれたりしてるよな」

 -中川が先制打。

 「いやー、見事としか言いようがない。前川、中川と言い、川が付くんだな2人とも。山がつくのは片山、板山、高山、山本。山川で忠臣蔵だよ。山、川。大石内蔵助だよ。そういう意味でも。打席に余裕がある。積極性、思いっきりの良さげ。色んな意味で、ノーステップでカーンとファウルしたり。言い方悪いけど、打席で遊んでるよ。遊びがある非常に。チャンスでガチガチになる選手が多い中、チャンスがあったらいらっしゃいだもん。非常に1年目にしては頼もしく見える」

 -キャンプから成長は見えるか。

 「実践向きだよな。ほんとに、見てくれはあれやけどキャッチングも柔らかいやん。秋山が褒めるだけのことがあるよ。実戦で藤田、片山が硬くなってるかなぁってところで、全然ピョーンだもん。やっぱりハートの強さがあるんやろな」

 -アントニオ猪木氏が亡くなった。

 「そう…。元気があれば何でもできるって名言でね、我々も小さい頃からプロレスファンで。政治家にもなられたりして、非常に我々のヒーローだったんでね。そらもう、昨日は円楽さんか。今回はアントニオ猪木さんか。本当にご冥福をお祈りするとしか言いようがないし、我々は猪木さんのおかげで元気を頂いたんで。こうやって我々は野球で色んなファンの方たちに元気を与えなきゃいけないわね。(直接交流は)それはない」

 -試合前は優勝の記念パネルを持って記念撮影。

 「去年と一緒やな。やっぱりいいもんだよ。こうやって優勝して、選手達と一緒に喜べて。何回も言うけど勝つという意識付けをしっかりさせながら育成してきたつもりなので。今日もきっちりとしたプレーもファインプレーも出たり、0点に抑えてというところで、目指す野球。うちはもう暑かろうが寒かろうがシートノックしっかりと守り、欠かさずやる。投内連係も含めて練習の時は必ず入れるということをずっとやってきたんでね。そういう所は非常に選手たちの頑張り。選手たちが頑張ったおかげで俺が1人でパネル持ってこんなん(ピースサイン)やってさ。ありがたい話だよ。後は日本一。これをしっかり意識させながら、ファーム選手権。また1軍のクライマックス。そういうところも含めて楽しみが増えたやん。良かったな、昨日と今日と(1軍の)試合がなかったからね。そういうところですわ」

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