阪神球団社長 藤浪は「大事な選手」MLB挑戦への「結論はまだ」

 現役引退をする嶋と握手をする藤浪(撮影・佐々木彰尚)
 試合前にブルペンで投球練習をする藤浪(撮影・堀内翔)
 リラックスした表情で練習する藤浪(撮影・西岡正)
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 阪神・百北幸司球団社長が28日、神宮球場で取材に応じ、藤浪晋太郎投手が今オフにもポスティングシステムを利用して大リーグ挑戦する可能性について言及した。

 百北社長は「藤浪選手のほうからポスティングでの移籍の話、申し出を受けたのは事実でございまして。何度か、球団本部、嶌村本部長を中心に話をしているのも事実でございます」と認めたうえで、「彼のメジャーでのプレー、移籍についての強い思い、意思、メジャーへの憧れ、十分に球団には届いています」と、藤浪の思いを受け止めた。

 一方で、160キロ超の剛腕で人気選手の藤浪は球団の顔であることも事実。「タイガースにとって藤浪選手は大事な選手であるし、大事な戦力には変わりはないので、球団としてまだ、ポスティング移籍に対する結論を出したわけではございません。今後、本人と話をしながら最終的に球団としてどうしていくか、を決めていきたいなと」と語った。

 藤浪の意向は昨オフに球団側に伝えられ、シーズン後に正式に話し合いの場を持つ方針。今後の結論については「それは藤浪選手のことも考えながらよく話をして決めていきたいと思っております。新監督の意向?そのあたりも追って、本部長のほうで話をしていくことになると思います」とした。

 藤浪は12年度ドラフト1位で阪神入り。剛速球を武器にルーキーイヤーから3年連続で2桁勝利を挙げるなど、チームの顔になった。だが、4年目から制球難などに苦しみ、スランプに。それでも今季は夏場以降から安定感が増し、16試合に登板して3勝5敗、防御率3・38の成績を残している。

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