阪神・藤浪 MLB挑戦への思い語る「若いうちに挑戦したい」今オフ球団と会談へ

 試合前練習で調整する藤浪(撮影・西岡正)
 あいさつに来た藤浪と話す嶋(左)=撮影・飯室逸平
 調整する阪神・藤浪(撮影・金田祐二)
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 阪神・藤浪晋太郎投手(28)が28日、神宮球場で取材に応じ、今オフにもポスティングシステムを利用して大リーグ挑戦したい意向を明かした。

 藤浪は昨オフから球団にメジャー志向を伝え、今シーズン後に再び球団と話し合いを持つ方向。この日の試合前練習後、「かねてから『そういう気持ちがあります、ぜひとも個人としてチャレンジさせて頂きたいです』という話をさせていただいているのは事実。現状、シーズンが残っているので、そこ(メジャー)に気持ちが入ってないといいますか、それが現状です」と語った。

 メジャーへの思いが強まったのは、自身を取り巻く境遇。「人を通じてですけども『日本でうまくいってないなら、ぜひアメリカで挑戦してみてほしい』という話をいただいたこともありますし、個人的に28という年齢にもなってきて、30いくつになってくるとなかなか厳しい世界でもあるので。若いうちに挑戦したいという気持ちと」と、心境を明かした。

 また、世界で戦う他のアスリートからも影響を受けたという。「あとやっぱり、周りに世界で戦っている方がたくさんいて。武豊さんだったりとか大野将平さんだったり、西村拳君だったりとか。いろんな世界で戦っている方が周りにいてそういう方に刺激を受けたというのもありますね」と語った。

 MLBで活躍する選手の存在も後押しの一因で、「もちろんそうですね。ダルビッシュさんだったり、若いときにマエケンさんとさしてもらったりとか。そういう方々の話も刺激になりましたし。ダルビッシュさんと自主トレやらしてもらった時はアメリカでやったんですけど、そのときの環境だったりとかアメリカの雰囲気だったりとかに、すごく刺激を受けて。そういうところから気持ちが傾いていたというのはあります」とした。同世代で活躍する大谷や鈴木についても「もちろんテレビでは見ていますし、すごいなとは思いますけど同級生というよりも日本人全体の活躍を見ていてですかねやっぱり。うん、憧れと言いますか、チャンスがあるなら挑戦したいなという気持ちはいろんな選手を見ていて、思いましたね」と語った。

 今後はシーズンの残り試合に集中し、オフに球団と話し合う。「基本的に自分の気持ちは変わらないというか、伝えることはしたいですし、この成績を残していない中で、球団がポスティングの話を取り合っていただけること、過去に井川さんしか例がない、今まで容認してこなかった中で、自分の話を取り合ってもらった球団に感謝したい。その辺はなんて言うんですかね…自分中心の話になるというか、話し合いになりますけど、気持ちをしっかり伝えたいなと思います」と語った。

 藤浪は12年度ドラフト1位で阪神入り。剛速球を武器にルーキーイヤーから3年連続で2桁勝利を挙げるなど、チームの顔になった。だが、4年目から制球難などに苦しみ、スランプに。それでも今季は夏場以降から安定感が増し、16試合に登板して3勝5敗、防御率3・38の成績を残している。

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