大山無双カムバック!阪神CS進出へ復調必要不可欠 残り4試合へ「勝てるようがんばるだけ」

 打撃練習する大山(撮影・飯室逸平)
 練習の合間に笑顔を見せる大山
 黙々とダッシュする大山(撮影・飯室逸平)
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 阪神・大山悠輔内野手(27)が22日、甲子園での練習に参加。残り4試合となったシーズン最終盤で、状態が下降線をたどっている中、首脳陣から復調を求められた。欲するのは月間で打率・318、10本塁打、29打点をマークした6月の打棒。CS争いを制するためにも、主砲の活躍が必要不可欠だ。

 19打数2安打、0本塁打、2打点。ここ5試合の大山の成績だ。秋に強い男が、まさかのプチスランプ。井上ヘッドコーチは「アイツが一番よかったなっていうのは交流戦あたりだったよね。あの辺の大山が帰ってこいよ!って思うんだけど」と、切実な思いを口にした。

 チームは4連敗で5位転落。CS進出に向けて厳しい戦いが続く。大事な勝負の時期での不振に、井上ヘッドは「いかんせん、これにはバイオリズムとか流れがあるだろうし」と気遣うが、4番が打てなければ負ける可能性は高くなる。

 大山自身は口にしていないものの、下半身の状態が万全でないという。そこを考慮して、首脳陣は外野と一塁で起用してきた。ただ、試合ごとにポジションが変わることも疲労の要因となり得る。井上ヘッドは「ある意味負担をかけているかなという部分はあるけどね」と難しい胸中を明かした。

 それでも、チームは追い込まれている状況。リーグ2位の85打点をマークするなど、トータルの成績はいい大山だが、印象度となると話は別になる。「チームとしてやってきた以上は、数字が上がってるからよかった、よかったでは困る」と主砲の意地に期待した。

 矢野監督は「昨日一本出たんで。そういうところから何か」と、延長十回に放った左前打をきっかけにしてほしい考え。この日のフリー打撃でも視線を送り「練習から試しているのは分かるんで。やってくれるでしょう」と背中を押した。

 大山は甲子園での練習に参加。「一戦一戦、勝てるようにがんばるだけです」と決意を込めた。開幕ダッシュに失敗したチームを巻き返しに導いた背番号3。6月の輝き、戻ってこい!

 ◆秋によく打つ大山 大山は今月の打率が.233だが、21年はシーズン打率.260に対して9月.313、10月.321と好調だった。20年は10月.333。18年は9月.415をマークしている。

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