阪神・糸井、現役最終打席は左前打 聖地大歓声に涙「ホンマに感動した」 超人伝説通算1755安打で幕
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「阪神-広島」(21日、甲子園球場)
阪神・糸井の現役最終打席は左前へのクリーンヒットだった。6月19日・DeNA戦(甲子園)以来、今季37安打目、通算1755安打目で一塁ベンチと満員のスタンドを沸かせた。
2-4で迎えた五回無死、大歓声の中、西純の代打で登場。2ボールからファウルで粘り、フルカウントからの8球目、森下が投じた147キロ直球を捉え、鋭い打球で三遊間を破った。
一塁ベース上でヘルメットを脱ぎ、万雷の拍手に応えた。一走・糸井は次打者・中野の三ゴロで二塁封殺。一塁ベンチに戻る背番号7に再び大きな拍手と歓声が送られた。
「いや…ホンマに感動したし…これが最後ってなるとやっぱり寂しいですけど…。そんな中でね、ヒットを打てて本当に幸せです」と涙で声を詰まらせた。
一塁ベース上に立った瞬間のスタンディングオベーションには「いや、もう僕もうれしかったし、ホンマに、甲子園で、最後の打席を迎えられて心の底から良かったです」と心から感謝の思いを口にした。