阪神・原口続いた!ほえた!9月絶好調、打率・435執念の一打
「阪神4-5DeNA」(20日、甲子園球場)
執念の一打に一塁ベース上で感情を爆発させた。八回、陽川に同点ソロが飛び出し、なおも2死一、二塁。阪神・原口文仁内野手(30)がエスコバーの154キロに食らい付いた。詰まりながらも打球は遊撃・森の頭を越え、左前に弾む。二走・中野が頭から勝ち越しのホームへ飛び込んだ。
「みんながつないでつくってくれたチャンスだったので、絶対に何とかするという思いでした」。目の前で大山が申告敬遠されたが「冷静に落ち着いて、打席に入ることができました」と意地の勝ち越し打につなげた。
逆転負けで殊勲打は幻になったが、9月は出場11試合で23打数10安打、打率・435と絶好調。代打、スタメンの両方で持ち前の勝負強さを発揮している。残り5試合、原口は最後の最後まで前を向いて戦う。