藤浪VS村上の「力勝負」にファン歓喜 どよめく甲子園の拍手鳴り止まず 軍配は藤浪に
3枚
「阪神-ヤクルト」(18日、甲子園球場)
阪神・藤浪とヤクルト・村上の力勝負に甲子園がおおいに沸いた。
日本選手最多となる56号本塁打へ期待がかかった二回先頭の第1打席。藤浪が初球スプリットでカウントを奪うと、ここから圧巻のストレート勝負が始まった。2球目から5球目まで150キロ台中盤のストレートで勝負をフルカウントに持ち込む。6球目は梅野のサインに首を振って直球を投じ、村上もフルスイングで応戦してファウルに。
そして7球目、藤浪は155キロのストレートを投じると、村上も完璧に捉え、快音と共に打球は右翼へと上がった。この日は浜風ではなく、左翼から右翼へ吹き抜ける左打者有利の風だったが、白球は右翼フェンス手前で失速。佐藤輝がフェンス間際でキャッチし、右飛に終わった。
ただ力と力の勝負に甲子園はどよめき、好勝負を演じた藤浪と村上に大きな拍手がそそがれた。