阪神・佐藤輝 糸井の勇姿目に焼きつける 近大の先輩「もっと練習せい!」に愛情実感
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阪神・佐藤輝明内野手(23)が16日、甲子園での全体練習に参加し、糸井のゲキに応えると意気込んだ。13日の引退会見後、「もっと練習せい!」と愛情たっぷりのエールを送られ「もっと練習してうまくなれよっていうことだと思う。頑張ります」と気合十分だ。
今季限りでユニホームを脱ぐ糸井は東京のファンに別れを告げるため、17日・巨人戦に帯同する。近大の先輩で「すごくお世話になった兄貴」と慕う佐藤輝は「僕もさみしい。一緒にできる期間が残り少ないんで、しっかり目に焼き付けます」としんみりと話した。
感謝の思いはバットに乗せる。現在4試合連続安打中で、同戦先発の戸郷に対しても打率・308と好相性。「いい投手なんで、しっかり積極的に仕掛けて、芯で捉えて打ち返したい」と闘志を燃やす。
プロ初の全試合出場も見えてきた。昨季は不振で欠場も続いただけに「試合に出られているのはいいこと」としたが、成績には納得していない。ここまで打率・264、18本塁打、78打点。「もっと結果を残すことを目指したい」とさらなる向上を誓った。
「しっかり打って、チャンスで打点を挙げて、チームが勝てたらいい」。主軸の自覚を持って、今年最後の伝統の一戦に臨む。