「中日４－１阪神」（２８日、バンテリンドーム）

　阪神のドラフト１位・森木がプロ初登板初先発で６回を４安打３失点。五回まで１安打無失点に抑える力投をみせたが、打線の援護なくプロ初黒星を喫した。

　初回に大島に安打を打たれたが、五回まで許した走者はこのひとりだけ。矢野監督は「たいしたもんだよね。おれもいろんなルーキー受けてきたけど、ストライク入らんピッチャーもたくさん受けてきたし、初登板で自分の投球するってむちゃむちゃ難しいと思うから。そういうところでも落ち着いてね。途中まで無四球でいってたし、投げっぷりも抑え方も落ち着きながらバッターに向かっていくというのは本当に素晴らしいものを見せてもらったなと思います」と称賛した。

　森木については「いったん、抹消するよ」と明言したが、今後に期待。「もちろん、あの投球なら、まだ見たいし。タイガースファンの人も見たいと思うし、おれ自身も、まだ森木を見たいと思うので。いったん抹消するけど、ローテーションのどこかでね、またチャンスは十分にあると思うので。それを楽しみにしています」と語った。