阪神A・ロッド&ロハス初連弾 W助っ人ど派手反撃のろし

 「広島5-7阪神」(7日、マツダスタジアム)

 助っ人らしいド派手な一発で反撃ムードを一気に盛り上げた。2-5の五回、2死一塁で阪神・ロドリゲス。遠藤が投じた初球、甘く入った120キロスライダーを鋭く振り抜いた。完璧に捉えた打球は敵地の夜空に高々と舞い上がり、バックスクリーン左の中段席に着弾。1点差に迫る2号2ランが逆転劇への号砲となった。

 「イニングもまだ残っていたし、チームでつないで早く追い付きたいと思っていた。いいスイングができたと思うし、打った感触も良かった」。7月29日・ヤクルト戦(甲子園)以来、8試合、30打席ぶりの価値ある一撃を自画自賛した。

 公私にわたって心強い、次打者の先輩助っ人も6号同点ソロ。前夜の逆転サヨナラ負けからの嫌な流れを断ち切った。「ロハスも続いてくれて、二人でチームの力になれて良かった。追い付いてその後、勝ったという意味では最高の試合だった」。ダイヤモンドを一周し、三塁ベンチに戻ってきた僚友と両手でハイタッチ。初のアベック弾に喜びを爆発させた。

 初スタメンとなった7月23日・DeNA戦(甲子園)以降、任された打順は7番だった。大山の離脱を受けても5番ではなく、6番に入る。それでも「1番から9番のどこでも自分の仕事をしたいと思っている。本塁打ではなく、単打でも二塁打でも三塁打でも、チームの勝利に貢献できるのが一番」と打順へのこだわりは一切ない。日に日に頼もしさを増す怪力助っ人が、ロハスとともに大山不在の打線を支える。

 ◆阪神助っ人今季初アベック弾 ロドリゲスとロハスが本塁打。阪神の外国人選手によるアベック本塁打は今季初。昨年5月25日・ロッテ戦(甲子園)でマルテとサンズが放って以来。

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