阪神・梅野 復調5打席連続安打 頼れる捕手が連日のお立ち台「明日も勝つバイ!」
「阪神10-0中日」(25日、甲子園球場)
自らの快音が大勝への合図だった。下位打線からつないだ攻撃が聖地を沸かせる。「みんなのつながりが大きかった」。始まりは阪神の8番・梅野隆太郎捕手のバットだ。
「そわそわしてました」。竜倒の幕開けは少し落ち着けなかった雨天中断後、1点リードで迎えた二回だった。この回先頭の打席で先発・福谷の甘い直球を左前打。梅野の一打が、大山の2点二塁打などを呼び、3得点の起因となった。
心はソワソワ、それでも準備に専念した。「(中断中は)ベンチ裏だったり、スイングルームへ行ったり、なかなか落ち着きのない感じだったけど」。三回は中前打を放ち23日・広島戦から5打数連続安打。その後、中野の適時打で5点目のホームを踏んだ。
まだ本来の域ではない。この日で打率・200。自身との併用で先発マスクをかぶる坂本と長坂の打率は1割台。捕手陣の打率が物足りない中、梅野が起点となった下位からの攻撃に価値を見る。
雨上がりの景色は爽快だ。連日のお立ち台で梅野がおなじみのフレーズを口にする。「明日も勝つバイ!」。守備では毎回走者を出塁させながらも伊藤将を8回無失点へと導いた。打って、守って、扇の要として猛虎をけん引する。
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