阪神・大山 V撃&2戦連続猛打賞 前夜3発の勢いそのまま!直近4戦打率・615
「阪神3-0日本ハム」(4日、甲子園球場)
背番号3の快音が止まらない。阪神・大山が1試合3発と神懸かった前日3日の大活躍に続いた。一発こそなかったが、先制打と2戦連続猛打賞で新庄ビッグボス率いる日本ハム連破に貢献。青柳とともに上がったお立ち台では、甲子園の大観衆から降り注ぐ大きな拍手に「いつもありがとうございます」と笑顔で応えた。
四回2死から奪った先制点が効果的だった。一、三塁から杉浦のスライダーを左前にはじき返した。「ランナーをかえそうと思いましたし、しっかりいい準備で入れた」。二回の第1打席はカットボールに空振り三振に倒れており、意識していた変化球を捉えた。6点差を大逆転した前夜からの流れを手放さなかった。
今の大山は1本だけで終わらない。六回先頭では古川侑から左翼線二塁打。八回も先頭で望月の144キロを鋭い打球で中前に打ち返した。チームの4連勝と比例するように、6月は4戦連続安打で打率・615と絶好調だ。
西純の登板日に4戦連発中の大山だが、青柳との相性も抜群だ。エースの登板試合は打率・433、3本塁打8打点。この日は1試合3発の一夜明けだったが「昨日は昨日、今日は今日なので、しっかり切り替えて球場に来た」という。「とにかく芯に当てるように、それだけです」とシンプルな心構えで臨み、試合前に「今日もお願いします」と頼まれた右腕を援護した。
6月全勝、3カード連続勝ち越しで借金は1桁になった。「勝つことに越したことはないけど、油断したらすぐに落ちますし」と開幕直後の悪夢を胸に刻む。「一気に(借金が)ゼロになることはない。先のことよりも、まずは目の前の試合、明日の試合をどう戦うかということを考えながら準備したい」。勢いに乗る大山のバットが、一つ一つ借りを返していく。
◆青柳登板試合の大山 今季、青柳が登板した8試合で大山は30打数13安打3本塁打8打点。打率.433と好アシストを続ける。
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