阪神・佐藤輝、上昇ムードつかむ 伝説の1戦3発相手西武戦で「いい結果を」
阪神・佐藤輝明内野手(23)が30日、甲子園で迎え撃つ31日からの西武3連戦で、今季は結果が出ていない本拠地で復調のきっかけをつかむことを誓った。昨季はメットライフドーム(現ベルーナドーム)での同戦で1試合3発の伝説を築き上げた。いいイメージが残る相手との再戦を前に「いい結果が出るように頑張ります」と力を込めた。
あの衝撃から1年がたつ。昨年5月28日。新人では1958年の長嶋茂雄以来、63年ぶり3人目となる1試合3本塁打の快挙を成し遂げた。二回に先制11号ソロ、六回に12号ソロ、そして同点の九回に決勝13号3ランでチームは10-7で勝利。内容も濃い3発5打点で虎党はもちろん、野球ファン全体に強烈な印象を残した。
今季は53試合を消化して打率・275、12本塁打だが、甲子園では21試合で打率・202、3本塁打とビジター球場ほどの数字を残せていない。7日・中日戦以降、4番に定着する佐藤輝が本拠地でも暴れない限り、チームの浮上も望めない。
前カードのロッテ3連戦(ゾゾ)で2発と量産態勢の気配を見せている。今週のホーム6連戦を前に「何とか一戦一戦、勝ちにいって、いい結果が出たらいいなと思います」と闘志を燃やす。甲子園の大歓声を味方に、若き主砲がチームを勝利に導く働きをする。
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