阪神・青柳 エースの意地 援護なしも6回2失点 防御率1・33“セ界”1位に再浮上

 「阪神2-6巨人」(20日、甲子園球場)

 エースの意地も報われなかった。今季初めて中5日での登板に臨んだ阪神・青柳は、6回7安打2失点。118球を投じ、今季最多8奪三振の力投も、白星に結びつかなかった。

 「前回あまり感覚が良くないまま降板していたので、初回から慎重に入ろうと。ただ、丁寧に投げようとしすぎたことで球数が多くなってしまい、結果としてリズムを作ることができませんでした」

 五回までは3安打無失点と好投していたが、不運な打球が潮目を変えた。0-0の六回だ。先頭・丸の放った打球は一塁ベースに直撃し、思わぬ形で右前二塁打を許した。

 さらに続くウォーカーが放った、高いバウンドの打球を遊撃・中野が送球できずに無死一、二塁(記録は内野安打)。吉川の送りバントで1死二、三塁とされると、岡本和に先制の左前2点適時打を浴びた。

 続くポランコにも右前打を浴び、1死一、二塁とされたが、中島は13球に及ぶ“激闘”の末、見逃し三振に。最後は大城を空振り三振に斬った。

 降板後は「粘ることができずに悔しいです」と振り返った右腕。それでも今季は全6試合でクオリティースタート(6回以上を投げて自責点3以下)を達成。規定投球回もクリアし、防御率1・33でリーグ1位に再浮上した。この悔しさは、次戦で晴らす。

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