「ウエスタン、広島０－８阪神」（５日、由宇球場）

　新型コロナウイルス感染により２軍調整中の阪神・伊藤将司投手（２５）が、復帰後最長となる４回を投げて無失点。５安打を浴びて毎回走者を背負ったが、２併殺を奪うなど持ち味を発揮し、要所を締めた。

　「真っすぐでファウルを打たしたりとかが、もうちょっとできたら良いなとは思いました」と反省したものの、変化球は低めに制球。「この前の投球では変化球が高いというのがあった」という４月３０日のウエスタン・ソフトバンク戦からきっちりと修正した。

　安藤２軍投手コーチも「次の実戦、また違った投球をしてくるのかなと思うよ」と、その修正力に期待する。「もう自分の中ではいけると思っているので、１日でも早く上に上がれるようにやっていきたい」と左腕。さらに状態を上げ、逆襲を狙う。