阪神・西勇 8回3失点で悔し2敗 立ち上がり先制点献上も三回以降パーフェクトの粘投

 「阪神0-3ヤクルト」(3日、甲子園球場)

 8回3失点(自責2)。阪神・西勇は先発投手としての役割こそ果たしたが…立ち上がりの先制点献上が痛恨だった。降板後もベンチの最前列でチームを鼓舞し続けたが、今季2敗目。渋い表情が悔しさを物語っていた。

 甘く浮いた球を完璧に捉えられた。初回2死一塁で4番・村上と対戦。カウント2-2から決め球に投じたチェンジアップを左翼席中段まで運ばれ、2点を失った。二回には高山の失策から招いた1死三塁のピンチで、長岡に左前適時打と嫌な流れを断ちきれなかった。

 ただ三回以降は完全に立ち直り、八回までパーフェクト投球。味方打線に攻撃のリズムを作ろうと必死に右腕を振った。「誠志郎(坂本)がうまく引っ張ってくれたので、長いイニングを投げることができました」と95球を振り返ったが、白星という結果では報われなかった。

 ただ矢野監督は「状態はいいしね」と評し、「これからもああいうピッチングをしてくれれば、もちろんチームの力にもなって勝つことにつながると思う」。次戦以降の快投に期待を寄せた。

 次回は10日・広島戦(甲子園)での先発が濃厚。「次の試合もしっかりゲームを作って行ければと思います」。有言実行の快投で必ずチームを勝利へ導く。

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