「巨人３－１０阪神」（３０日、東京ドーム）

　阪神が首位・巨人相手に連勝。今季初の５連勝に矢野燿大監督は「はい、うれしいです！」と、興奮した様子で喜びを口にした。

　試合は四回、近本、中野と１、２番の機動力で１点を返した。さらに六回には２死から、中前打で出塁した中野がこの日２個目の盗塁で得点圏に進んだ。続く佐藤輝の左前適時打で同点とした。

　足を使った積極的な攻撃に、矢野監督は「走るっていうのがウチの野球なので。そういうところでは、チャンスがあると思えば走っていくっていうのが、みんな意識高くやってくれていると思います」と笑顔。

　七回には、一挙６得点のビッグイニングにつなぎ「ヒット、ヒットっていう形ではないですけど、効果的にタイムリーっていうのをね。中野、糸井、そしてヤスの素晴らしいホームランも出ましたし」と絶賛。「その前にテルもね、しぶとい同点タイムリーもあったので。打線も、本当にいい形になってきたのでね、このまま行きたいですね」と手応えを口にした。