阪神 青柳が2戦連続の完投勝利!129球の熱投で4連勝に導く

 青柳(右から2人目)は完投勝利を挙げナインとグータッチする(撮影・山口登)
 青柳は完投勝利、雄たけびを上げる(撮影・山口登)
 3回、青柳(右)は先制2ランを放った佐藤輝を笑顔で迎える(撮影・山口登)
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 「巨人2-3阪神」(29日、東京ドーム)

 阪神先発の青柳晃洋投手が、6安打2失点(自責点1)の完投勝利で今季初の4連勝に導いた。

 青柳は試合後、129球の熱投に「昨日までの2連戦、中継ぎが頑張っていた。少しでも長いイニングを投げようと頑張りました。ゲーム終了でマウンドにいられるのは嬉しいので、どんどん投げていきたいなと思います」とうなずいた。

 立ち上がりから安定感は抜群だ。初回、三者凡退に抑えるなど、三回まで打者9人で料理。2点リードの四回には、無死一、二塁のピンチを背負ったものの丸、岡本和を空振り三振に仕留めて得点を許さなかった。

 五回には、味方の失策が絡んで無死一、三塁とすると、内野ゴロの間に1失点。しかし、後続を抑えて最少失点にしのいだ。

 新型コロナウイルス感染から復帰し、この試合前まで2試合に登板して2勝0敗、防御率0・53。15日の巨人戦で初登板初勝利を飾ると、22日のヤクルト戦ではプロ2度目の完封勝利を挙げるなど、投手陣をけん引する。

 五回以降もリズムは崩れなかった。走者を背負わなくてもクイックを使うなど、打者のタイミングをズラして的を絞らせず。投球も低めに集めた。2点リードの九回には先頭の岡本和にソロを被弾し、1点差に詰め寄られたが、懸命に踏ん張り、リードを守り抜いた。

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