阪神・藤浪晋太郎投手（２７）が３１日、鳴尾浜で残留練習に参加。４月１日・巨人戦（東京ドーム）の先発に向けて、キャッチボールやショートダッシュなどで最終調整した。

　今季２度目の登板へ気合十分だ。開幕ダッシュに成功した巨人について「調子の良いチームなので。打線も見ていて良いなと思いますし、その中でどれだけ自分のピッチングができるかだと思う。ゲームを作ることに集中してきたい」と力を込めた。

　巨人の先発はエース・菅野が予想される。オフには弟子入りし、軸足の使い方などを学んだ。師弟対決へ「良いものを見せたいですし、良い投げ合いができるように少しでも頑張れればと思います」と恩返しを誓った。

　藤浪は２５日・ヤクルト戦（京セラドーム）で７回６安打３失点と力投。中継ぎの炎上で白星はお預けとなったが、２年連続開幕投手の役割は果たした。

　チームは開幕から５連敗中。波に乗れない中、「流れが良くないからこそ余計なことで失点したりして相手に流れを渡さないように、ピンチで粘ったり、そういうことをすることで流れは来ると思うので、ちょっとでもいい流れをつかむ投球ができたらなと思う」と悪循環を断ち切る覚悟を示した。