「阪神－ヤクルト」（２６日、京セラドーム大阪）

　終盤にセットアッパー・岩崎、新守護神ケラーがつかまり、阪神は開幕戦リーグ史上初となる、７点差をひっくり返されての大逆転負けで今季がスタートした。「これを受け止めながら、どう立て直していくか。もう一回俺らが自分たちで流れを変える野球をするしかない」とは試合後の矢野監督。悪夢のような敗戦ショックを勝利で振り払いたいところだ。

　先発を任されるのは小川。３年目の右腕がプロ初先発のマウンドに上がる。オープン戦では３試合で計１３回を投げて１失点。「自分が入った年からコロナがはやって、満員のお客さんの中でやったことがないのでワクワクもあります」と心を躍らせる。

　前夜は２番・中野、４番・佐藤輝、６番・糸井が猛打賞を決め、先発ではマルテを除く全員が安打を放った。好調な打線は基本的に初戦と同じ並びとなったが、スタメンマスクは坂本がかぶる。

　ヤクルト先発は昨季、阪神相手に３度先発して１勝０敗、防御率２・００の高橋。試合開始は午後２時の予定。両軍スタメンは以下の通り。

　【ヤクルト】

　１番・中堅　塩見

　２番・左翼　青木

　３番・二塁　山田

　４番・三塁　村上

　５番・右翼　サンタナ

　６番・遊撃　長岡

　７番・一塁　オスナ

　８番・捕手　古賀

　９番・投手　高橋

　【阪　神】

　１番・中堅　近本

　２番・遊撃　中野　

　３番・一塁　マルテ

　４番・右翼　佐藤輝

　５番・二塁　糸原

　６番・左翼　糸井

　７番・三塁　大山

　８番・捕手　坂本

　９番・投手　小川