阪神・百北社長“イチ”にこだわれ スローガン「イチにカケル!」意識し大号令

 阪神は5日、甲子園に隣接する室内練習場で球団開きの年賀式を行った。百北幸司新球団社長(61)はチームスローガン『イチにカケル!』を意識し、「リーグイチ、日本イチを勝ち取ってまいりましょう」とあいさつ。1962年以来、60年ぶりとなる寅年のVへ向けて、バックアップを誓った。

 周辺に一時、小雪がちらつくなど冷え込んだ甲子園室内練習場。ピンと張り詰めた空気の中で行われた、注目の百北新社長の年頭あいさつは『イチ』にこだわったVへの大号令となった。

 「今年こそチームスローガン『イチにカケル!』のもと、矢野監督のもとにイチ丸になりまして、イチ番待ち望んでおりますリーグイチ、日本イチを勝ち取ってまいりましょう!」

 続けて新社長が期待したのは、ライバルを上回る個々人の努力だ。「自主トレ、春のキャンプ、そしてシーズンを通して、他の球団または競争相手に負けない努力も積み重ねていただきたい。チーム全員、個人が成長を目指しまして、それがひいてはチーム力の向上につながってまいります」と強く訴えた。

 2022年は寅年。関係者、ファンの誰もが今年こそ優勝を、と強く願っている。新社長も当然思いは同じ。「リーグ優勝、日本一を勝ち取っていきたいという思いをいっそう強くする年」とうなずく。

 過去の寅年の阪神は、1リーグ時代も含めると優勝2回と上々だ。2リーグ制後の1962年には藤本監督の下、2位・大洋(現DeNA)に4ゲーム差をつけて優勝。真弓監督時代の前回2010年は優勝した中日に1ゲーム差の2位と奮闘した。

 ネットワーク作りが売りの新社長は「球団の重要会議は最優先で出てまいります」と強調。21日に予定される合同スタッフ会議が矢野監督らチーム首脳陣と初めてコミュニケーションを取る場となりそうだ。

 「私自身も一生懸命やりながら、皆さんのバックアップをしてまいります」。フロント、チームが一体となり、60年ぶりとなる寅年Vを勝ち取ってみせる。

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