【藤田平氏の眼】阪神 梅野残留は朗報、起用法がカギ

 今季両リーグ最多77勝を挙げながら、悲願Vに届かなかった矢野阪神。デイリースポーツ野球評論家・藤田平氏がシーズンを振り返り、来季に向けた補強ポイントを指摘した。

  ◇  ◇

 阪神の強みは先発陣がそろっている点だ。最多勝と最高勝率の青柳をはじめ、2桁勝利の秋山と伊藤将。さらにガンケル、西勇、新助っ人・ウィルカーソンら。加えて開幕は微妙な状況だが高橋も控え、藤浪や西純、及川、ドラフト2位・鈴木(創価大)もいる。

 戦力に関しては今季も充実し優勝できる力はあった。ただ、不調となった選手を復調させる首脳陣の「メンテナンス力」が足りなかった。さらに近年の課題は前半戦好調でも後半戦に失速する点。1年間通じて戦える体力を養う必要もある。

 朗報は梅野の残留だ。ただし今年の後半戦のような起用を続ければチームの士気に影響を出しかねない。梅野自身や周囲が納得できる形で出場させていけるかがカギだろう。

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