阪神・佐藤輝「輝シート」作る!西宮の子供たちを聖地に 小学校での“特別授業”で原点回帰
阪神・佐藤輝明内野手(22)ら5選手が9日、タイガースアカデミーのゲストティーチャーとして兵庫県西宮市の用海小学校を訪問した。2年生95人、3年生97人にそれぞれ“特別授業”を実施。さらなる活躍を見せ、将来的には西宮市の子供たちを甲子園に招待する「輝シート」設置に意欲を示した。
「わーっ!」。グラウンドに選手たちがサプライズで登場すると、生徒たちからは大歓声が上がった。佐藤輝も思わず笑顔に。ボールの投げ方や捕り方を指導し、ゲーム形式で生徒たちと交流した。
「めっちゃ子供たちが元気で、楽しかったです。この西宮から野球を続ける子がもっと増えて、タイガースとかプロ野球で活躍する選手が出てきたら一番うれしいかなと思います」
野球のおもしろさをもっと知ってもらうため、実現したいことがある。チームでは、2020年から近本が出身の淡路市を対象にした「近本シート」を甲子園に設置。佐藤輝も「輝シート」設置に意欲を示した。
「やっぱり子供たちに夢とか与えるのがプロ野球の仕事というか使命だと思うので。そういうこともやっていきたいと思います」
そのためにも、さらなる奮闘が必要だ。授業の最後にロングティーを披露。柔らかいボールを使ってだが、豪快なスイングと打球を見せると、生徒たちは大盛り上がりだった。「やっぱりホームランだったり、ひと目でわかるような活躍ができたら子供たちも喜んでくれると思うので」と佐藤輝。「輝シート」実現へ、聖地でも大きなアーチを量産する。
子供たちと触れあう中で、自身も原点に立ち返った。「やっぱり楽しむというところは忘れちゃいけないなというのは、今日来て思いました。楽しくない時ももちろんありますけど。楽しくないというか、しんどい時があるから余計、楽しいというのがあるので」。シーズンを戦っていく中で、厳しい時期も経験。それでも、活躍できた時の楽しさは、何ものにも代えがたい。
時折、膝に手をついて目線を子供たちに合わせながら質問に答えていた佐藤輝だが…。「『お前、誰やねん』みたいなことを言われたので(笑)。野球知らない子とかは知らないと思うので。頑張ります!」。さらなる活躍ぶりを見せ、より多くの子供たちを魅了する。
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