阪神・藤浪あるぞCS1軍 最速157キロで1回ピシャリ!中継ぎ切り札急浮上
「練習試合、阪神4-2三菱自動車倉敷オーシャンズ」(3日、甲子園球場)
阪神・藤浪晋太郎投手(27)がCSメンバー滑り込みへ、猛アピールした。最速157キロを計測した直球を主体に相手を圧倒。「自分の感覚としても悪くはなかったのかなと思います」。1イニングを11球でピシャリと抑えた。
2点リードの九回に7番手で登板すると、剛球連発だ。先頭打者は156キロで二直。続く打者はカットボールで空振り三振。右打者2人をあっさり料理し、最後は左打者を154キロで2者連続の空振り三振に斬った。球威、制球ともに申し分ない内容だった。
CSファーストS・巨人戦を週末に控え、中継ぎのラストピースに急浮上だ。10月31日のシート打撃では小野、斎藤が生き残り、藤浪はこの日1軍に合流した。1軍マウンドは9月9日・ヤクルト戦以来、約2カ月も遠ざかっているが、「任されたところでしっかり仕事ができるように取り組んできた」と準備は万全。早速、設けられた中継ぎテストに“一発快投”で応えた形だ。
試合後の矢野監督も「しっかりと伸び伸びと投げられていた」と満足そうにうなずき、「どこでどうなるか分からないので、そういうピッチャーを見られたというのはチームとしても収穫」と斎藤と共に名前を挙げた。
入団以来CSは4度出場。14年は先発として日本シリーズ進出の原動力となった。大舞台こそ、藤浪が輝ける場所だ。「与えられた場面でしっかり仕事ができるように準備していきたい」。剛腕リリーバーがCS突破の切り札となる。
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