阪神・中野 快速コンビ速攻で先制お膳立て 規定打席到達「非常に自信になる」
「阪神3-0中日」(2日、甲子園球場)
秋空の下、聖地を縦横無尽に駆け回った。リズミカルな先制劇を生んだのは、中野のバット。その貴重な一打を放った第1打席で、シーズンの規定打席443に到達した。
「1年目で規定打席に到達できたのは非常に自信になります。これをこれからの野球人生につなげていけたら良いかなと思います」
節目の打席は、初回無死一塁。フルカウントからロドリゲスが投じた外角低めの縦スライダーをはじき返し、三遊間を破った。スタートを切っていた近本は三塁へ進塁。さらに、続くマルテの初球で二盗を決めて好機を広げ、助っ人の先制V3ランを呼んだ。
「先制点が欲しい中で、クリーンアップに良い形でつなぐためにも、食らいついて打つことができて良かった」。八回先頭では右前打を放ち、今季28度目のマルチ安打もマーク。1死から大山の2球目で再び盗塁を成功させ、リーグトップの盗塁数を26個とした。
日に日に高まる存在感で、もはや今のチームには欠かせない。残り18試合、自身もその自覚を持って戦う。「自分たちのやるべき野球をやれば昨日、きょうのように良い試合で勝つことができると思うので。まずは1戦1戦、自分の役割をできるようにやっていきたいと思います」。ルーキーイヤーは、歓喜の秋で締めくくる。
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