岡田彰布氏が見た阪神・高橋は?「ボールのキレがなかったよな」

1回、塩見の打球に飛びつく高橋(撮影・高部洋祐)
1回、先制2点タイムリーを打たれ、肩を落とす高橋(撮影・飯室逸平)
初回からヤクルト打線に捕まり、苦しい立ち上がりの高橋(撮影・山口登)
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 「阪神3-13ヤクルト」(9日、甲子園球場)

 阪神、オリックスで監督を歴任したデイリースポーツ評論家・岡田彰布氏が9日、甲子園で行われた阪神-ヤクルト戦で本紙の解説を務めた。今季初登板初先発となった高橋は4回6失点でKO。味方のミスに足を引っ張られながらも「ボールのキレがなかったよな」と分析した。

   ◇  ◇

 初回に連打で無死一、二塁のピンチを背負うと、大山の悪送球で満塁に。村上には先制の左前2点打を浴びると、1死後、中村の左前打を処理したサンズがボールの握り替えに失敗して落球する間に3点目を失った。

 さらにサンタナが放った中堅前への飛球を前進して捕球しようとした近本が後逸し、一挙5失点。「去年の良い時のボールではなかったよな。スピードガンでは150キロが出ていたけど、打者がそう感じているように見えなかった。ストレートで空振りを奪えるイメージが強いんやけど、三振も少なかったからな」と岡田氏は分析した。結果的に奪った三振は3個で、一つは高橋のスリーバント失敗だった。

 「2月に故障してやっと投げられるようになったかなという印象。去年の巨人戦で力のあるストレートで押しまくったイメージがあって、次戦では一転して変化球主体で打たせて取ったのが頭に残ってるんよな。その姿があって、きょうの内容を見てしまうとな」と評した岡田氏。

 また守備陣が足を引っ張ったことには「大山は普通に投げればアウトやし、サンズも走者が止まりかけていて、三塁コーチもストップをかけていたのが見えていたはず。だから慌てる必要はなかったんよ。近本も捕れると思って行ったはずやから。ギリギリ勝負やと思ったらダイビングキャッチしてるよ」と分析していた。

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