【藤田平氏の眼】阪神・大山 今は6番辺りの起用がいい
「阪神5-3ヤクルト」(8日、甲子園球場)
気持ちの部分が大きく影響しているのだろう。六回に勝ち越し2ランを放った大山は、4番で不振だった時期に比べて楽に打席へ入れているようだ。バットも振れてきている。ただ、だからといって4番に復帰という話ではない。
打順は6番、クリーンアップに上げるとしても5番で起用した方がいい。相手バッテリーからの警戒度も違う。この日同様、マルテやサンズの後の打順でうまく回っている訳だから手を入れない方がいいだろう。
まだ完全復調とまでは言えない。期待したいのは先発投手からの一発。この日やサヨナラ本塁打を打った4日・巨人戦にも通じるが、2番手以降の投手から打っているケースが多い。また、この日はフルカウントから甘く入ったスライダーを捉えたもの。ストレートを打ち返した本塁打も期待したい。