阪神・ロハス 100万円の同点弾でヤク払い!チーム今季初代打弾で勝利呼び込む

 「阪神5-3ヤクルト」(8日、甲子園球場)

 オレに任せろ。助っ人が一振りで空気を変えた。よどんだ雰囲気が漂っていた聖地。打った瞬間、ベンチは沸き、歓喜のムードが充満する。パワー自慢のロハスが、千金の一発で勝利を呼び込んだ。

 2点を追う五回だ。1死一塁から伊藤将の代打で打席に立った。「中日、巨人、このスワローズの3カードで、投手が初球ストレートで攻めてきていた傾向があった」。読み通りに小川の初球は143キロ直球。“待ってました”といわんばかりにフルスイングした。打球はバックスクリーンに飛び込む同点の6号2ラン。試合を振り出しに戻した。

 思いのこもった一発だった。前夜は3打数無安打に終わり、この日はベンチスタート。「監督が勝つために必要な9人を選んで、その中に自分の配置というのがある。どんな状況でも自分のできること、役割を意識してチームの優勝に貢献していきたい」。気持ちを切らすことなく、起用に最高の結果で応えた。

 甲子園では、初安打初本塁打を放った5月18日以来のアーチ。球団の助っ人代打本塁打は12年8月17日のヤクルト戦でブラゼルが放って以来、9年ぶりだ。「DAZN バックスクリーンホームラン賞」の賞金100万円も獲得し、仲間から「ビッグマネー」と声を掛けられ、喜びを分かち合った。

 出場機会が安定しない中で、奮闘するロハス。「昨日、治療機械を買ったので。それで打っただけじゃないけどね」とジョークを交えながらも、万全の状態で臨むための準備は怠らない。頼りになるムードメーカーは、ハッスルプレーでチームの士気を高める。

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