阪神・矢野監督 伊藤将に“左封じ”助言 ローテ死守を後押し

 練習に汗を流す伊藤将
 ナインと共に汗を流す伊藤将
 練習を見守る矢野監督(撮影・飯室逸平)
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 阪神・矢野燿大監督(52)が24日、伊藤将へ“左打者封じ”の助言を送った。甲子園で投球練習をチェックし、「左に対してどうしていくかが一つの課題」と指摘。「内角を攻めるボールがあって、外にいくボールは真っすぐかカット(ボール)。もうちょっとスピードの抜けたスライダーとかがあってもいいんじゃないかな」と緩急の重要性を説いた。

 伊藤将は右打者の被打率・263に対して、左打者は同・234。決して打ち込まれているわけではないが、まだまだ伸びしろがある。指揮官はカーブについても、「ただ緩いじゃ緩急にならない。(腕の振りが)真っすぐに見えて、(球は)遅いから緩急になる」と強調した。

 左腕は前半戦12試合で5勝5敗、防御率2・70と奮闘。27日から始まるエキシビションマッチは、最長5イニングをメドに数試合に登板予定だ。「今は疲れをとってほしい。後半戦、いい状態でいけるように」と矢野監督。現状先発陣で唯一の左腕。成長を促し、ローテ死守を後押ししていく。

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