阪神・大山 ただいま打!1軍復帰初打席で即安打 11戦ぶり「4番・三塁」
「阪神3-5ロッテ」(25日、甲子園球場)
矢野阪神が誇る「4番・三塁」が帰還した。背中の張りで戦線離脱していた大山が、7086人の前で復活の号砲を鳴らした。5月5日・ヤクルト戦(神宮)以来、11試合ぶりとなる1軍復帰戦。その1打席目で聖地に快音を響かせた。
1点を先制された直後の初回2死一塁。二木が投じた初球は中途半端なスイングでファウルとしたが、感覚は研ぎ澄まされていた。カウント1-2と追い込まれた後、甘く入ったスライダーに反応。左前に打ち返した。
主砲は一塁ベースを回ったところで思わず笑顔。背番号3の帰りを今か今かと待ち望んでいた虎党も大盛り上がりだ。矢野監督は「1軍の試合から離れていたけど、そんなに違和感があるように見えなかったので。問題なく、これからまた力になってくれると思います」と期待を寄せた。
6日に出場選手登録を抹消され、7日から鳴尾浜の2軍施設でリハビリを開始。実戦復帰した22日のウエスタン・中日戦から2戦連続安打をマークし、満を持して1軍に舞い戻った。この日の試合前には、2019年シーズンまで共にプレーしたロッテ・鳥谷にあいさつ。気を引き締め、並々ならぬ決意を言葉に乗せた。
「いつも支えていただいているトレーナーの方々や、自分に関わってくれた全ての方々に感謝しています。体の方も問題ないです。今日から交流戦が始まりますが、チームの勝利に貢献するために全力でプレーしたいと思いますし、ファンの皆さまにも元気にプレーする姿を見てもらえればうれしいです」
2打席目以降は無安打。一発が出れば同点となる八回1死二塁の場面では左飛に斬られ、唇をかみながらベンチに戻った。交流戦の初戦は悔し過ぎる逆転負け。次は4番が勝利を決める一打を放つ。
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