阪神・ドラ1佐藤輝 任せろ!G倒弾 6日甲子園開幕戦「勝たなければいけない相手」

 G倒、任せろ!阪神ドラフト1位の佐藤輝明内野手(22)=近大=が5日、6日から今季初の甲子園で迎える巨人3連戦での活躍を誓った。公式戦初の聖地が宿敵との首位攻防戦となったが「一番の敵。上に行くためには勝たなければいけない相手」と闘志全開。オープン戦で浴びせたような痛快なアーチで、原監督の顔を曇らせる。

 春風が吹く甲子園で、佐藤輝が公式戦初の伝統の一戦に挑む。球史に残る幾多の名勝負が繰り広げられてきた同カード。待ちに待った巨人戦へ、熱き闘争心を燃やす。

 「一番の敵だと思いますし、上に行くためには勝たなければいけない相手だと思うので」

 宿敵相手の心構えは備わっており、ライバル意識も強く根付いている。求められる役割は打って勝利へ導くこと。「しっかり自分のプレーに集中して、チームの勝ちに貢献したい」と鼻息は荒い。

 再び、原監督の度肝を抜く本塁打をぶっ放つ。3月14日の巨人とのオープン戦(甲子園)で、高橋から左翼ポール際に決勝弾をマーク。この時、敵将は「非常に堂々とね。手ごわい相手になるだろうね」と警戒心を強めていた。

 調整段階だったオープン戦と公式戦とでは、攻め方や球場の雰囲気もかなり違う。「今までとは違う雰囲気だと思いますし、しっかりその雰囲気を楽しんで」と佐藤輝に一切の気負いはない。

 現在、黄金ルーキーは試練の真っただ中にいる。2本塁打はチーム2位だが、打率は・129と低迷気味。4日・中日戦(京セラ)では初めて先発メンバーを外れる経験もした。ただ、これをどうプラスに変えていくかを矢野監督は大いに期待している。

 「まあ、テル(佐藤輝)もね、一回(スタメンで)出られへんっていう形で、またどうなるかというのも見てみたい」。6日の巨人先発は右のサンチェスでスタメン復帰が濃厚。鬱憤(うっぷん)を晴らすような一打を放ち、指揮官の信頼を勝ち取ってみせる。6日は今季の甲子園開幕戦でもあり、聖地に詰めかける虎党は、巨人を圧倒する最高の景色を待ち望んでいる。

 「甲子園に来られるファンのみなさんの前で良いプレーができるように頑張りたい」。“一番の敵”に野人の闘争本能が働く。G倒への使命を胸に、復調のきっかけともする豪快なアーチをかっ飛ばす。

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