“長嶋世代”の佐藤輝パパ 愛息の新人記録弾に「とても光栄」

 「オープン戦、西武3-5阪神」(17日、メットライフドーム)

 阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=がドラフト制以降新人では最多となるオープン戦6号を放った。1-0の二回、同学年の甲子園V投手・今井から右中間へ130メートル弾。オープン戦トップを維持するとともに、巨人・長嶋茂雄が新人時代に記録したオープン戦7本塁打まであと1本に迫った。

 愛息の偉業をテレビ観戦で見届けた佐藤輝の父・博信さん(53)は「びっくりしました。まさか1打席目で行くとは…。フリー打撃のような感じで打ちましたね」と声を弾ませた。

 ドラフト制以降の新人記録、72年の佐々木恭介(近鉄)の5本塁打を抜き、半世紀近く破られなかった記録を塗り替えた。「歴史に名を刻めることになって、とても光栄なことだと思います。ただ、やっぱり公式戦で打ってこそ、なんぼだなと思う」とシーズン中の大爆発に期待している。

 ドラフト制以前では、長嶋茂雄(巨人)が新人時代に7本塁打を記録した。我が子がミスターにあと1本に迫ったことに、博信さんは「恐れ多いです(笑)。僕らは長嶋さんの現役時代をギリギリ見ている世代ですからね」と感慨深げだ。

 オープン戦は残り3試合。「とにかくケガをしないでやって頑張ってほしい!」とエールを送った。

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