阪神入りの山本、打倒巨人任せろ「やっぱり二遊間守りたい。規定打席到達が目標」
巨人から金銭トレードで阪神に移籍した山本泰寛内野手(27)が10日、西宮市内の球団事務所で入団会見を行った。年俸は1800万円で、背番号は「00」。山本は規定打席到達を目標に掲げ、早くも打倒・巨人を宣言。妻のMBS・辻沙穂里アナウンサー(26)とともに、身も心も関西にどっぷりつかることを誓った。(金額は推定)
表情に意欲と覚悟がにじみ出る。「必要としてくださった球団に入れることは光栄なこと。率直にうれしいです」。笑みを浮かべて喜びを伝えた山本は、早くも虎党のハートをわしづかみにするかのように、打倒・巨人を高らかに宣言してみせた。
「ジャイアンツに負けないぞという気持ちで今度はやれるので、すごく楽しみ。ファンの皆さま、まずはジャイアンツを倒して、優勝に貢献できるように頑張りますので、熱いご声援をよろしくお願いします!」
激しさを増す内野の定位置争いにも意欲満々だ。内野なら捕手以外はどこでもこなせるユーティリティープレーヤーだが、「やっぱり二遊間を守りたい。スタメンで出ることが目標。規定打席到達を目標にやっていきたい」と糸原、木浪らに宣戦布告した。
東西ライバル球団間での異例のトレード。山本が喜びとともに意欲を燃やす裏には、妊娠中の妻の存在がある。同じ慶大卒で大阪のMBSに務める辻アナウンサーとは、9月に産休入りするまで新婚ながら別居状態だった。阪神移籍により、一緒に暮らすことができる。
移籍を「本当に喜んでくれた」という辻アナからは「(関西人は)みんなすごく明るくて面白い人が多い」と教えられたという。山本は「僕は本当に食べることが好き。たこ焼きだったり、お好み焼きだったり、“粉もの”のイメージ」と関西での生活を心待ちにする。
来春にはパパとなる。「守るべきものも増えるので、しっかり僕が支えていかなきゃなと。経済面でもそうですし、見本となるような人にならないといけないなっていう自覚はあります」と背筋を伸ばした。ニューカマーが内野のレギュラー争いをさらにアツくする。
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