吉兆オンパレードで35年ぶり日本一へ!揚塩社長「機は熟した」

 05年・2年目の岡田阪神優勝
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 阪神は6日、西宮市の甲子園球場内で球団開きの年賀式を行った。揚塩健治球団社長(59)は冒頭のあいさつで3つの“吉兆サイン”を挙げ「機は熟した」と05年以来の優勝へ自信を見せた。前回東京五輪が開催された64年に優勝。今年の球団創設85周年は、85年の日本一と引っかけた。さらに03年の星野監督以降、就任2年目の監督は全員が1位か2位になっていることも挙げ、矢野燿大監督(51)率いる阪神の大躍進を予言した。

 2020年は力強い船出となった。年賀式冒頭の約1分間のあいさつ。揚塩社長は熱い口調で、今年にかける意気込みを語った。

 「今年は東京オリンピックの年です。前回の東京オリンピックの年はタイガースが優勝しています。そして、今年は球団創設85周年。85、いい数字ですね。1985年はリーグ優勝、日本一になっています。そして、監督就任2年目。これも(近年の監督は2年目に)優勝ならびに2位というのは、皆さんご存じだと思います。そういう意味でも、機は熟しました」。3つの“吉兆サイン”を根拠に、15年ぶりのリーグ制覇を予言した。

 怪気炎ではない。今年は例年以上の手応えがある。昨年は得点力不足に苦しんだことや、終盤に先発投手不足に陥ったことを踏まえ、オフは積極的な補強を敢行した。

 新外国人は5人も獲得。打者はメジャー通算92本塁打のボーア、投手陣もセットアッパー候補のエドワーズらが加わった。ソフトバンクから通算100勝右腕の中田も加入した。

 内面の充実度にも手応えがある。昨季は最終戦までの6連勝で逆転CS進出。自信をつかんだ一方、CSファイナルSでは巨人に屈したことで変化があった。

 「コーチから『勝ちたいという気持ちが出てきている』ということを聞きました」と揚塩社長。昨秋のキャンプでは、目の色を変えて練習する選手の姿があった。反骨心がシーズンのプレーにも乗り移ることを期待した。

 矢野監督の方針も、1年をかけてチームに浸透した。「(今年は)方針や流れが分かって、以心伝心で伝わるところもあると思います。今年もトライしてもらいたいですね」。03年にリーグ優勝した星野監督以降の監督は、全員が就任2年目に1位か2位になっている。矢野監督にも続いてほしい。強く願い、背中を押した。

 球団社長としては、全員が笑顔になる勝利を数多く見たい。「It’s 勝笑 Time!ショウタイム。勝って、勝って、ファンの皆さまに笑顔を届けましょう」。力強く締めくくり、全員の思いを一つにした。

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