ドラ6小川 球宴出て熊本に恩返し誓った 第二の故郷に勇姿届ける

 阪神6位指名の小川一平投手(22)=東海大九州=が18日、熊本市の同大学キャンパス内で取材に応じ、プロへの道を切り開いてくれた第二の故郷である熊本への恩返しを誓った。自らを成長させてくれた同地は、まだまだ復興活動が続く。プロ野球選手として勇姿を見せることが第一歩だ。そのためにも、1年目での球宴出場を目標に掲げた。

 興奮でなかなか寝付けないまま、朝を迎えた。夢にまで見た日から一夜明け、「応援メッセージがたくさんきて、実感が湧いてきました」と徐々に現実を受け入れつつある。

 これからはプロとして多くの人に夢を与える立場になる。まずは、4年間過ごした熊本の復興に貢献する。入学直後の16年4月に熊本地震で被災。南阿蘇のグラウンドは使えなくなった。「まだ使えませんが、大学のソフトボール場や周辺の協力もあって、練習できています。本当にありがたい」。多くの人に支えられて、野球が続けられたことに感謝した。

 思いを伝えるためにも目指すのは球宴だ。2年前に熊本で開催された試合に補助員として携わった。「近本さんも出られていた。自分も1年目から出たいです。そのためは、1軍で投げられる投手にならないといけないので」と力を込めた。

 憧れの投手である藤川を参考にした投球フォームで最速149キロを誇る本格派右腕。2年春には抑えとして全日本大学選手権出場に貢献し、日本代表候補にもなった。この日は、同大学の施設でウエートトレーニングなどで汗を流した小川。即戦力として期待される若武者が、お世話になった熊本の地に快投を届ける。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス