【西山秀二氏の目】将に応えた球児-チーム全体が変わった

 「セCSファイナルS・第3戦、巨人6-7阪神」(11日、東京ドーム)

 負ければCS敗退が決まる土俵際の一戦で、阪神が1点差勝利。これで対戦成績は1勝3敗(巨人のアドバンテージ1勝含む)となった。

  ◇  ◇

 打線では糸井、救援陣ではジョンソンを欠く中で、これだけの戦いができるというのは自信にしていい。選手、チーム全体の勝ちたいという思いが伝わってきた。ここまで来たら細かいミス、継投のタイミングに目を向けるのではなく、最終的に勝ちきる。その意識で戦えばいい。

 特に八回から2イニングを抑えた藤川に関しては、ジョンソンを欠く影響で大きな負担がかかっていると思う。だが矢野監督をはじめ、チーム、そしてファンも“藤川で負けたらしょうがない”“藤川で決めてくれ”と考えている。だからこその起用であっただろうし、藤川も期待に応えた。その姿があったからこそ、チーム全体が変わったように映る。

 こういう勝ち方ができたことで、13日の第4戦にも期待が持てると思う。一つの勝利で流れが変わる可能性も十分にある。改めてではあるが、この勝利をチームは自信にしてほしい。最後は勝ちきるというところに意識を置いて、次も戦ってほしい。(デイリースポーツ評論家・西山秀二)

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