「セＣＳファーストＳ・第１戦、ＤｅＮＡ－阪神」（５日、横浜スタジアム）

　両軍のスタメンが発表された。

　阪神の先発は今季１０勝を挙げた西。特に後半戦は７勝１敗と大車輪の活躍を見せた。その勢いをＣＳに持ち込みたい。「自分のボールを信じて投げていけばいいかなと思います。やむを得ない場合は全然、交代でも構わない。そこら辺は覚悟しています」と短期決戦ならではの早い回の降板でも、何よりチームが勝利すればいいというスタンスで臨む。

　打線ではシーズン最終盤は左足の張りで離脱していたマルテが、満を持して４番に復帰。３番・福留、５番・大山とクリーンアップを組む。

　ＤｅＮＡは大一番で筒香嘉智外野手を「３番・左翼」でスタメン起用する。筒香は「右手小指打撲」で９月２２日に出場選手登録を抹消され、今月１日の紅白戦で実戦復帰し本塁打を含む４打数２安打３打点と復調をアピールした。

　この時、主砲は「もう万全です」と語っていた。アレックス・ラミレス監督は、この日の試合前に筒香を３番に据えることについて「３番に置けば一回に回ってくる。先制攻撃ということ」と説明した。今季阪神とは今季８勝１６敗１分と大きく負け越し、横浜スタジアムで４勝８敗と相性が悪い。それだけに「先制攻撃」にこだわったオーダーを組んだもようだ。

　両軍のスタメンは以下の通り。

　【阪神】

　１番・中堅　近本

　２番・遊撃　北條

　３番・左翼　福留

　４番・一塁　マルテ

　５番・三塁　大山

　６番・二塁　糸原

　７番・捕手　梅野

　８番・右翼　中谷

　９番・投手　西

　【ＤｅＮＡ】

　１番・中堅　神里

　２番・右翼　ソト

　３番・左翼　筒香

　４番・一塁　ロペス

　５番・三塁　宮崎

　６番・捕手　伊藤光

　７番・二塁　柴田

　８番・投手　石田

　９番・遊撃　大和