西 もったいない…6回3失点 2カ月勝利なしも「最低限できた」

 6回、大城(左)に勝ち越しとなるソロを浴びた西(中央)
3枚

 「阪神3-4巨人」(8日、甲子園球場)

 自身に勝ちが付かなかったことを悔やむことなく、試合後の阪神の西は前を向いていた。6回6安打3失点。まず口にしたのは、今季初めてバッテリーを組んだ坂本への賛辞だった。「自分のポイントをよく引き出して、押すところは押してくれて。リードは素晴らしかったし、攻守で引っ張ってくれた」

 4年前からオフのハワイ合同自主トレを一緒に行う巨人・菅野と初めて投げ合った。初回に先制を許したが、粘り強く丁寧に両サイドを駆使して試合を作る。二回、打席に菅野を迎えた際にはファウルで何度も粘られたが、時折笑みも見せた。四回には中越えの同点二塁打を浴びた。「そこは、おいおい」と対戦についての発言は避けたが、独特の緊張感の中で腕を振った。

 六回、先頭の大城に初球を右翼スタンドに運ばれた。「1点、1点を(防ぎに行って)苦しく投げにいっていれば、大量失点の可能性もあったので」。被弾しても最少失点でしのいだことをプラスに捉えた。また相手のキーマン、坂本勇を3打数無安打に封じるなど収穫もあった。「最低限はできたかな」

 自身にとって前半戦最後の登板を終えた右腕。5月10日の中日戦(甲子園)以来、8試合白星がない現状にも悲観の色はない。試合を作り続け、白星が舞い込む日を信じて後半戦に向かう。

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