石崎とロッテ・高野トレード成立 150キロ超え右腕に矢野監督 中継ぎ起用示唆

 阪神は4日、石崎剛投手(28)とロッテ・高野圭佑投手(27)の交換トレードが成立したことを発表した。

 高野は15年度ドラフト7位でロッテに入団。150キロを超える直球を武器とする右腕で、通算41試合は全て救援として登板している。近日中に入団会見に臨む予定で、「このようないい機会をいただいたので、結果を出せるように頑張りたい。環境が変わっても持ち味の直球で勝負する投手でありたい」と新天地に懸ける意気込みを口にした。

 矢野監督は「真っすぐが速いし、フォークがいいという感じ」と、現時点では中継ぎとして起用する方針を示した。今季の救援陣は能見、藤川らベテランがフル回転。疲労蓄積で出場選手登録を抹消されたジョンソンも、1軍に復帰したばかりだ。「うちも素材も含めていい投手がいるチームだと思うんだけど、その中に入って来られる能力は持っている。チャンスは十分にある」。4年目でまだ27歳と伸びしろがある高野には、層に厚みを持たせる活躍を期待した。

 矢野監督にとっては就任後初めてのトレードとなった。自身も97年オフに中日から阪神へトレードされ、新天地で才能が開花した。「俺もトレードで人生が変わったんで。どっちにもチャンスがあると思う」と2人の活躍を期待。谷本球団本部長も「(ロッテから)石崎投手をぜひということで」と経緯を明かし、「2人も大きく変わるんじゃないかという可能性に懸けてみました」とトレードに応じた理由を明かした。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス