マルテ 逆転の2点適時打「いい場面で打てて良かった」

4回阪神1死二、三塁、左へ逆転2点タイムリーを放った阪神 ジェフリー・マルテはベンチへ向かって笑顔を見せる=甲子園(撮影・田中太一)
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 「交流戦、阪神-西武」(22日、甲子園球場)

 阪神が一挙3得点を奪い、逆転に成功した。

 2点を追う四回。三回まで無安打に抑え込まれてきた西武先発・本田から好機を作ったのは、猛虎のリードオフマンだった。近本がチーム初安打となる右前打をマークすると、相手バッテリーをかいくぐり、二盗、三盗…。今季18個目の盗塁を鮮やかに決め、グラウンドを駆け回った。

 1死三塁で、昨日4安打の糸井を迎えると、絶好調男はこの日も健在だった。内角の変化球にうまく反応し、中前へポテン。うまく白球を運び、まずは反撃の1点を刻んだ。さらに大山が右翼線ギリギリへの二塁打で好機を拡大すると、最後はマルテがひっくり返した。

 1死二、三塁と、一打出れば逆転の場面で、5番・マルテ。その2球目だった。鋭いスイングで左前へとはじき返すと、二走・大山が逆転のホームへ一気に生還。「昨日チャンスの場面で打てなかったから、今日はいい場面で打ててよかった。ポジティブな結果になったね」。昨日28歳の誕生日を迎えた助っ人が、この日は好打で虎党を沸かせた。

 近本は4日ロッテ戦以来、16試合ぶりの盗塁をマーク。現在セ・リーグトップの盗塁は、中日・大島で「19」個。トップタイまで、あと1に迫った。

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